TSUJI-LAB.net

人材育成の観点から「経営」「教育」「メディア」について考えます。

「一人クロスファンクション」を目指す私のキャリア。独立します!

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私はこの度、今月いっぱいで産業能率大学総合研究所を退職し、独立します。

 

関西から東京に来て5年。本当に多様な人々と出会い、多くのチャンスに恵まれました。

 

そんななかで、独立という道が、最も自分らしく仕事ができる道だという思いに至り、決断いたしました。

 

産業能率大学総合研究所には、自らの幅と可能性を大いに広げてくれる環境がありました。日本のマネジメントの祖である上野陽一先生が築いてこられた伝統から学び得た経営学の知見は、畑違いの新聞社からやってきた私としては、とても深い学びとなりました。本当に感謝しています。

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これからは、「経営」「教育」「メディア」を柱に書く仕事、調査する仕事、話す仕事をしていきたいと考えています。これからこの3つをキーワードに広く発信していくつもりですので、もしよければツイッターhttps://twitter.com/kazuhiro0402)やブログ(http://www.tsuji-lab.net/)をフォローしてもらえると嬉しいです。

 

独立して、時間に余裕ができると思いきや、ありがたいことに、すでにいくつかの大仕事が決まっています。大きくは次のものがあります。

 

 

◆「Chance for Children」 情報発信チーム ディレクター

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公益社団法人「Chance for Children」(通称CFC)に参画し、情報発信チームを立ち上げ、ディレクターに就任します。

 

「一緒に社会を変えよう!」。年明けCFCの今井代表(https://twitter.com/imaiyusuke_cfc)が、渋谷の居酒屋で語気を強めて、そう呼びかけてくれました。どシンプルだけど、胸に刺さる言葉。社会に出て現実を知ると、口に出すことすらためらいがちになっていたその言葉は、強く頭に残りました。

 

CFCの今井代表は大学時代の後輩で、旧知の仲。大学時代にマレーシアで植林ボランティアのコーディネートをするNPOのスタッフとして共に活動したことがありました。今井はどちらかというと攻めのタイプで、リーダーの元で特攻隊長として活躍していました。

 

そんな彼が、東日本大震災をきっかけに一念発起して会社を辞め、CFCの代表に就任し、組織の活動を広げてきました。

 

ちょうどその頃、私は東日本大震災の現地取材をしていました。発災翌日から宮城県へ向かい、ひたすらに被災地を回り、現地の惨状を伝えていました。立場は違えど、CFCの活動はその時から応援していました。

 

CFCは年々、存在感が増し、新聞やテレビなど多くのメディアで、自然と目にするようになってきました。

 

おそらく、私には想像し得ない苦労もたくさんあったと思うけれど、会うたびに成長する彼を見て、「これはもしかしたら社会にうねりを引き起こせる団体になるかもしれない」と思うようになりました。

 

そんな矢先に、「力を貸してほしい」と、私に声をかけてくれた。今井は勝負に出てきた。応えないという選択肢はありませんでした。

 

6年前ーー。記者だった私に、ある人が相談を持ちかけてきました。

 

その人は、教育関係者で、PTA会費が未納である生徒の保護者の自宅へ出向き、会費を徴収する業務を長年務めていました。「古い長屋に住む母子家庭。生徒の弟は障害を持っていて、毎日生活するのでいっぱいいっぱい。そんな家庭があります。それでも『子どものためなら』と言って、遅れてでも会費を支払ってくれるんです」。

 

その一方で、保護者から見えないところで、PTA会費が学校で不適切に使われているといった切実な訴えでした。その後、半年以上の調査の末、教員たちが修学旅行の下見と称して海外に行ったり、自分の名刺を作ったりする資金などとして使われている実態が一部の学校であったというキャンペーン記事を出しました。報道の反響はかなり大きなものでした。

 

「子どもにはめいっぱい学ばせてあげたい」。そう願う親の気持ちに、もっと寄り添う社会であっていいのではないか。そして、寄り添いたいと思っている人々の受け皿があってもいいのではないか。

 

家が貧しく、さまざまなことを我慢して、学ぼうとする子の表情を、私は知っています。

 

優しくて、強いです。

 

学ぶ意欲は、どんな立場であっても、尊いものだと思います。

 

そして、意欲高く学んだ子は、われわれ日本社会の宝になる。私はそう確信しています。

 

CFCの活動は、学ぶ意欲への支援にコミットしています。どうか、応援していただけないでしょうか。https://cfc.or.jp/

 

私は多様な学びを認める社会に、そしてすべての子どもに学ぶ機会が得られる社会になるよう力を尽くしたいと思います。

 

 

武蔵野大学グローバル学部の非常勤講師

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武蔵野大学グローバル学部の非常勤講師をします。

 

研究者としてはまだまだ道半ばだけれど、教壇に立たせてもらえるようになったことは、僕にとっては感慨深いものがあります。大学生に自らの可能性を感じ、見聞を広げていってほしいとの思いが強くあります。なぜなら、私は大学でそう感じたおかげで今があるからです。

 

留学生と日本の学生が混在する「日本研究」という授業で、政治・社会問題をテーマに取り上げて、ロジカルスピーキング&ライティングを学んでもらいます。リアルタイムのニュース、いわゆる「生モノ」を取り扱う授業にします。国籍、人種、価値観を超えて本気の話をする機会があっていい。その場としては大変素晴らしい場だと思います。

 

授業やワークショップは準備がモノ言う。いかに学びやすい場になるかを考えて仕掛けを作ることがとても重要です。試行錯誤しながら、履修者に「モノの見方が変わった」と言ってもらえるように展開していきます。

 

 

◆立教大大学院博士後期課程

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立教大学大学院経営学研究科博士後期課程に入学しました。東京大学大学院時代の恩師(中原淳先生)が、立教大の経営学部教授兼リーダーシップ研究所の副所長に就任されました。博士研究もやはり中原先生に師事したいとの思いで飛び込みました。

 

記者の学び、マネジメントに関する研究を、文脈を変えながら究めていきたいです。

 

少し前に記者の内定者向けにワークショップを開催しましたが、ここにニーズはあると思いました。私は記者の能力が民主主義を成熟させる上で極めて重要になると思っています。

 

メディア業界は経営的にも極めて難しい局面にさしかかっていますが、新聞やテレビなどのレガシーメディアから、新興メディアであるウェブメディアまでを射程に捉えながら、経営学の文脈で論じられるように設計していこうと思っています。

 

また、昨年から学校教員の働き方実態調査の共同研究を研究室で実施しています。こちらもどんどん発信していきます。

 

 

◆目指すは、一人クロスファンクション !

 このような仕事以外にも、取り組ませていただくものがあります。 一つ一つ丁寧な仕事を心がけたいと思います。

 

そして、私は「一人クロスファンクション」を掲げたい。「人」を中心に据え、「経営」「教育」「メディア」をキーワードに、有機的に連携させていくことです。

 

思い返せば、私のキャリアは、これまで常に怒涛の日々でした。新聞社の5年は昼夜問わず走り回って、人の喜怒哀楽の極みに立ち会って来ました。総合研究所の5年は腰を据えて文章とにらみ合いました。そして、大学院で研究を始めて死ぬ気で15万字の論文を書いたり、ワークショップをしたり、新聞社時代に負けず劣らず爆走してきました。

 

周りを見渡すと、もはや同じ道を歩んでいる人がいなくなっていました。他の人から見ると、行き当たりばったりの人生に映るかもしれません。

 

一つを極めるのがいいという価値観は少なからずありますが、総合政策学部時代の研究室の先生の言葉をお借りすると「曖昧だからこそできることがある」。

 

大谷翔平選手がバッターとピッチャーの二刀流であるように、 本田望結ちゃんがスケート選手でありながら女優であるように、又吉直樹さんがお笑い芸人であり小説家であるように、星野源さんが本を書き、歌をうたい、俳優をするように、次元が違えど、私もクロスファンクショナルな人生でありたいし、そういう人生だから提供できる価値もあると思うのです。

 

ただ、こうやって言えるのも、読売新聞社産能大総合研究所に一つの道を徹底して育成してもらったからこそだとも思います。尊敬できる上司、先輩、同期、後輩たちがいつも支えてくれました。本当に感謝しています。

 

社会人になって今年でちょうど10年です。まだまだ未熟ですが、奢らず、腐らず、気負わず、楽しい日々を過ごしながらも、秘めたる情熱を持ってして、自らの思い描く理想ににじり寄っていきたい。

 

まずは目の前のことをコツコツやっていこうと思います。

 

一緒に仕事をしたいと思った時はご一報ください!

 

それでは、お元気で。

 

 

プロフィール詳細

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業績

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※これから広く情報発信するために、ブログの看板を「ジャーナリズム×人材育成」から「TSUJI-LAB.net」に変更しました!引き続き、記者の育成について発信しますが、それ以外にも書いていく予定です。どうぞよろしくお願いします。

  

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